CD・ライブレビュー:Babyshambles | 『SHOTTER'S NATION』

Babyshambles [ SHOTTER'S NATION ]
再生ボタンを押した後に流れてきた歪んだギターだけでやられてしまった。
数回に渡って贈られたmp3の無料音源は
「断片」に過ぎなかったのだと思い知った。
今ここにある「塊」は素晴らしすぎる内容。
1stアルバムのような凹凸はなく、非常になだらかで耳障りがいい。
「Crumb Begging」のような懐かしい音も、
美しく爪弾かれる「Unstookie Titled」も、
THE WHITE STRIPESの上を行ってやろうとした「Side Of The Road」も、
80'sの軽やかなサウンドを彷彿させる「French Dog Blues」も、ジャジーな「There She Goes」も。
鼻歌のように、日常の中で音がそよいでいく。
ブリットポップや80'sのキラキラさも飲み込んで、いろんな時代を飲み込んで。
スティーヴン・ストリートによるミックスは
シャープで、色に例えるならば原色で。
それでもBabyshambles特有のアンニュイさや荒々しさは失われていない。
イアン・ブラウンとケイト・モスとバート・ヤンシュが
彼らの元を訪れたようだけど、見える景色はどこまでも彼らしかなかった。
I know you used to be into me
now you've got it in forn me
(「Carry On Up The Morning」)
どこまでもクソ嫌んなることばかりの日常と人間とを
美しい詩情で眺めることもできて、本当に良い作品だと思う。
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10/24/2007






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